インドネシア、バリ島の市街地を車で走っていると、そこら中にSIM カードを売っているお店が目に留まります。
そこで、現地のガイドさんにその話をすると、
バリ島では日本のように携帯会社との契約制ではなく、SIMフリーの携帯端末に、好みのSIMカードを購入して挿入するのが一般的
だということがわかりました。
バリ島では、SIMカードの普及が進んでいるため、プリペイドSIMカードが安価で、かつ、挿入後すぐに利用できます。通信自体も安定していて4Gの高速通信が可能。
といっても、日本の通信速度と比較するとやはり遅いですが、それでも安定しているので、SIMカードを使ったデータ通信はそこまでストレスなく利用することが出来ました。

海外用SIMカードを日本で事前購入するメリット
今回のバリ旅行では、日本で事前にSIM2FlyのSIMカードを購入していきました。

日本で事前に海外用SIMカードを購入するメリットは、
・ 日本にいるときに落ち着いてSIMカードの初期設定をできる
・ 現地でSIMカードを購入する場所を探す時間、初期設定の時間の節約ができる
貴重な旅行の時間をSIMカードの初期設定に取られたくない・・・そんな方には日本で購入していくのがお勧め!
日本国内でも利用可能なSIMカードであれば出国前も帰国後もそのまま使える!
今回筆者が購入したSIMカードはSIM2Fly。
SIM2Flyは通信エリアに日本も含まれているため、自宅でSIMカードを挿入し、初期設定していくことが出来ます。
自宅からSIM2Flyが利用でき、帰国後もそのまま継続して利用可能。家に帰ってからゆっくりとSIMの差し替えをすることが出来ました。
SIMカードは大きさも小さく、意外と差し替え作業に神経を使います。
自宅でゆっくり落ち着いてSIMカードの差し替えをすることが出来るのは、思っているよりありがたい!
そして、SIMカードのデータ容量の残りを日本で使い切ることが出来るというのも地味にうれしいところです。容量が残っているSIMカードを捨てるのはなんだか切ないですよね。
ちなみに日本国内では、ソフトバンクの4G回線を勝手に掴んでくれます。
amazonで海外用SIMカード買ってみた
筆者は今回AIS社のSIM2Flyをamazonで購入していきましたが、インドネシアで使えるSIMカードはこれ以外にもいくつか種類がありますので、ご紹介していきます。
SIM 2Fly (AIS)
アジア16か国で使えるプリペイドSIMカードです。
利用できる国は、
オーストラリア、ネパール、ミャンマー、シンガポール、インド、ラオス、香港、フィリピン、マレーシア、台湾、韓国、カンボジア、カタール、インドネシア、スリランカ、マカオ、日本、中国、ブルネイ、ベトナム
使用可能期間8日間・容量4GBで1,280円程となっています。(フリーサイズSIM)
8日以内に4Gを超えると通信速度が遅くなります。
なお、データ通信専用なので通話機能はついていません。
テザリング可能。
日本語のマニュアルがついているので設定が容易にできます。
東南アジア8日間データSIM(中国聯通香港)
アジア10か国で利用できるSIMカード。
利用できる国は、
香港・マカオ・シンガポール・タイ・マレーシア・ラオス・インドネシア・ベトナム・フィリピン・カンボジア
使用可能期間8日間・容量3GBで970円程となっています。(フリーサイズSIM)
8日以内に3Gを超えると通信速度が遅くなります。
なお、データ通信専用なので通話機能はついていません。
テザリングは不可。
Wi-Ho!SIM アジア周遊(TelecomSquare)
アジア10か国で利用できるスマホ専用のSIMカード。
利用できる国は、
インドネシア・韓国・シンガポール・タイ・台湾・中国・香港・ベトナム・マカオ・マレーシア
使用可能期間8日間・容量4Gで1,890円程(フリーサイズSIM)
※データ通信は500MB/日の制限があるので、一日500MBを超えると、その日の通信速度が低下します。なお、香港時間の0時にリセットされます。
データ通信専用で通話機能はついていません。
テザリング可能。
日本語マニュアル付き。
こちらの商品は、利用中のトラブルに対して24時間日本語のサポートデスク対応があることが最大のメリットです。
SIMカードの初期設定をやってみた
iPhone端末へのAPN設定方法
iPhoneは【データローミング】の設定をOnにするだけです。
SIMカードを入れ替えて電源を入れるだけで自動的に設定が完了されますので、何もすることはありません。
ホーム画面から【設定】をタップ
↓
【モバイルデータ通信】をタップ
↓
【データローミング】をOnにスライドする
↓
自動的に設定が完了 します
Android端末へのAPN設定方法
SIMに同封されている日本語マニュアルにAPN設定方法が書いてあるので、それを参考にしてください。
基本的にはAPN項目を下記の通りに入力することになります。
名前 : AIS
APN : internet
ユーザ名 : 空欄 のままでOK
パスワード : 空欄 のままでOK
認証方式 : CHAP
格安SIMを利用している場合は注意!
日本で格安SIMを使っている場合には、 格安SIMのプロファイル設定が海外用SIMの接続を妨げ、そのままでは回線は掴むもののインターネットにつながりません。
そのため、インターネットにつなぐためには事前に格安SIMのプロファイルの削除が必要です。
格安SIMのプロファイルを削除する方法は以下の通り。
ホーム画面から【設定】をタップ
↓
【一般】をタップ
↓
【プロファイル】をタップ
↓
【プロファイルの削除】をタップ
(格安SIMのプロファイルを削除した後、データローミングをONにします)
ホーム画面から【設定】をタップ
↓
【モバイルデータ通信】をタップ
↓
【データローミング】をOnにスライドする
このあと、電源OFFにしてSIMカードの差し替えを行い、再び電源を入れて下さい。
ちなみに帰国したら、また格安SIMのプロファイルインストールを忘れずに行っていただく必要があります!
つながると、AISの番号宛にSMSが来ます
無事につながると、タイからAISの番号宛にでSMSが来ます。
内容は、「つながりましたよ」というお知らせやキャンペーン情報などなど・・・
これらのSMSは放っておいておいてOKです。
あとは現地でいつも通りにデータ通信が可能です!
テザリングも利用できます
SIM 2 Flyはスマホ経由でテザリングも可能。
iPhoneにSIMを挿入してテザリングを利用することにより、PCやiPadもインターネットの利用が可能になります。
また、友人やご家族との旅行でも、テザリングを利用することで複数人がインターネットの利用をすることが出来るのもうれしいですね!
まとめ
SIMカードを差し替えるだけで簡単にWi-Fiにつなげることが出来るSIM2Flyは、日本で購入が出来て、日本語のマニュアルもついていて、本当に簡単!
今回バリ島で使用したところ、圏外になるところはありませんでした。
通信速度も日本ほどではないですが、それなりにサクサク動いてくれて本当に便利!
バリ旅行に行く際には是非利用してみてはいかがでしょう?
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