確定申告は、自分ですることができます。
では、確定申告書はどうやって作るのでしょう?
確定申告書の提出期限延長
確定申告は通常3月15日が提出期限とされていますが、 新型コロナウイルスの影響により令和2年分(令和3年3月提出分 )の確定申告期間は、4月15日に延長されました。
贈与税・個人事業者の消費税の申告納付期限も4月15日に延長されます。
確定申告書の作成方法
確定申告をするためのサイトを国税庁は作ってくれています。
国税庁 確定申告書等作成コーナー国税庁HPこちらから、指示に従って進めていけば確定申告書を作成することができるようになっています。
思っているより簡単にできるので、一度チャレンジしてみてください。
では、作成した確定申告書はどうやって提出するのでしょう。
確定申告書の提出方法
1.税務署の窓口に持参する
2.インターネットでオンライン提出する
この二通りがあります。
1.税務署の窓口に持参する
1.の「税務署の窓口に持参する」の場合には、ご自身の住民票がある所轄の税務署の窓口へ作成した確定申告書を持参してください。
ただし3月に入ると確定申告書を提出する人で非常に混んでいることが予想されます。
時間に余裕をもって、感染予防対策もしっかりおこなって、持参するようにしてください。
作成方法としては、「確定申告書等作成コーナー」から「作成開始」→「印刷して提出」を選択し、後は指示通りに確定申告書を作成します。
作成が完了した申告書はご自宅のプリンターもしくはコンビニなどで印刷して、税務署の窓口へ持参してください。
2.の「インターネットでオンライン提出」
オンライン提出の方法は、全部で3種類あります。
なお、マイナポータルにログインして確定申告書を作成する方法と、国税庁のHPにある「確定申告書等作成コーナー」から確定申告書を作成する方法がありますが、今回は「確定申告書等作成コーナー」から作成する方法を記載します。
マイナポータルについてはまた別のページで詳しく書きます!
「マイナンバーカード方式」
1つめが、「マイナンバーカード方式」と呼ばれる方法です。
マイナンバーカード方式とは、e-Taxで作成した確定申告書を提出する際に、マイナンバーカードを使って電子署名をするというものです。
マイナンバーカードとICカードリーダーが必要になります。
「確定申告書等作成コーナー」から「作成開始」→ 「 e-Tax で提出 マイナンバーカード方式」をクリックし、マイナンバーカードを ICカードリーダーに差し込んで電子署名を行います。
具体的な手順は e-Tax のHPから指示通りに進んでいくだけなので、難しくはありません。
「ID・パスワード方式」
2つめは、「ID・パスワード方式」と呼ばれるものです。
こちらは、マイナンバーカードを取得していなくても電子申告ができますよ、という仕組みです。
なお、この 「ID・パスワード方式」 はマイナンバーカードが普及するまでの一時的な措置のようです。
こちらの 「ID・パスワード方式」には、 税務署で職員による本人確認を行った後に発行される「 ID・パスワード方式の届出完了通知 」が必要となります。
「確定申告書等作成コーナー」から「作成開始」→ 「 e-Tax で提出 ID・パスワード方式 」をクリックし 、 「 ID・パスワード方式の届出完了通知 」 に記載されているIDとパスワードを入力します。
スマホで作成
3つめはスマホで作成する方法です。
平成30年度分の確定申告から、スマホを使ったe-Taxの提出が可能になりました。
スマートフォンでの申告がさらに便利に!国税庁HPスマホを使って確定申告をする場合には、「マイナポータルアプリ」をスマホにインストールする必要があります。
「マイナポータルアプリ」をインストールした後は、指示に従って進めてください。
なお、こちらの方法ではマイナンバーカードの読み取りが必要となりますので、マイナンバーカードをお手元に用意したうえで進めてください。
なお、 マイナンバーカードがない、という方は、国税庁が提供している「e-Taxソフト(SP版)」を利用することでスマホから確定申告を行うことも可能です。
「e-Taxソフト(SP版)」にログインする際には、前述した 「 ID・パスワード方式の届出完了通知 」 に記載されているIDとパスワード が必要となります。
まとめ
令和2年度分からの確定申告はe-Taxを利用することで控除額が10万円アップする場合があります。(事業所得や不動産所得がある場合)
この機会に e-Taxを利用して確定申告をしてみてはいかがでしょう。
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